私が自分の中の「孤独」を感じ寂しさにも気づいた時、さらにその孤独の感情を見つめようとしました。
しかし、孤独をいくら見つめても、結局、孤独にしかならないことに気づきました。人からの信頼を失う恐怖、その結果孤独になる恐怖を味わい猛烈な孤独を感じたのですが、その孤独をいくら見つめても、孤独にしかならないことが理解できたのです。
そこで自らに問い掛けました。
「心の奥には、人を信じ、そして自分自身を信じている自分がいるのではないか――。」
人を信じているから、告白ができたのは事実です。信頼を失うことを危惧しつつ、結局、人への信頼を失わない自分がいると思います。
もう一つ、他人だけではなく自分自身も信じている自分がいます。だからどんなところからでも立ち直り、一人ででも道を切り開いていこうとする自分がいます。
自分は自分を信じているとだけ言い切れるわけではないのですが、自分を信じている自分がいることは確かだと思いました。
これは自己信頼の核となる拠りどころの発見でした。
次に問い掛けたことは、自分を信じている自分に気づいたのであれば、それを行動で示すとはどういうことか、ということです。
自分を信じている自分がいるということは、理論でも思想でもなく、事実です。心の事実です。
ですので、幾ら理屈を考えても、自分を信じるということを深めることができません。自分を信じているという思いを深め、その確信を強めるには、行動が必要です。
信じている自分に気づいたのであれば、それをいかに行動で表わすべきか。
思っているだけではなく、行動することでその確信がどう変わっていくのか。自己信頼を行動で示すとは、いかに行動するべきなのか。
それが追及するべき次の課題であると思うようになりました。
心理カウンセラー・種村修(種村トランスパーソナル研究所)
<連絡先>
電話 090-8051-8198
※メールによる相談を中心にカウンセリングを行っています。
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