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個性を見出すために



個性を発揮した状態には特徴があります。

個性を発揮しているときは悩みがありません。
困難を克服する苦労はあっても悩まず、挑戦する喜びが伴います。

個性を発揮している時は、苦しみがありません。
それをすることが「苦」(く)ではないのです。

個性を発揮しているときは反作用がありません。
反作用とは推進することのブレーキとなるような反動が、その行為や思いに伴って必然的に生じることです。

個性を発揮している時は、喜びが湧いてきて、ワクワクします。
これをやると嬉しい、という気持ちが湧いてきます。

言い換えると、苦しみや悩み、反作用がなく、それをすると嬉しい、ワクワクする。そういう状態が持続するならば、それが個性を発揮している状態だと言えます。
自分の個性とは何かを見出すときに、これは大きな指針となります。

個性の発揮とは、自分に立ち返ることだと思います。

誰かに対して何かをしたり、何かをしてもらってうれしいというのではなく、人がいなくてもそれを発揮していることが幸せである。
これが個性です。
誰かが居なければ幸せでないというのは条件つきです。
個性を発揮している時の幸福は、人との関係の中で発揮されたとしても、人には依存しないものです。
その幸福は自分が本来の状態にあることに伴う幸福だからです。

自分が自分に問いかけて、自分に立ち返ることが個性を輝かすことです。
本来の自分を見出す途上で、個性を発見し個性を輝かすことは中心的な課題であると思います。

心理カウンセラー・種村修(種村トランスパーソナル研究所)
※メールや電話でのカウンセリングを行っています。相談されたい方は下記までご連絡ください。
<連絡先>
電話 090-8051-8198
メール tanemura1956@gmail.com

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自己特別視と依存の心理

自分を特別視して肥大した自我を持つ人には、しばしば依存心が見られます。
プライドが高く自分は特別にすごい人間だと、内心思っているのに、世間で通用するような実績や成果が出ないで屈折する人がいます。 素質を持ちながらも、この人の心理の奥に依存心が潜んでいて、それがその人の努力と成長を妨げているのです。
よくあるケースとして、生育過程でその人が親や祖父母から特別扱いをされ、それゆえに自己特別視と依存の心理が育ってしまう場合です。
ある男性の家系では、3~4代前のご先祖の当主が自殺したそうです。それまで栄えていた家は、そこから暗転し、それ以降は、家系には男子が恵まれず、産まれても育たずに早死にし、女性によって細々と血筋が守られてきました。 その男性は、この家系にようやく生まれ育った待望の男児でありました。 ですから、祖父母やご両親の愛情と期待を一身に受けながら、特別な存在として大切に育てらたのです。 この男性にとっては、自分は特別な存在であるということは周囲から植えつけられた、空気のように当たり前の固定観念でした。そして非常に大事にされて育ったので、自分は特別な存在だから愛される、愛されて当然の存在だという気持ちも無意識に育っていたのです。それは依存心につながるものでした。
こうした特殊事情がなくても、普通に長男としてその家に生まれ、祖父母が特別長男をかわいがる場合、よく似た現象が見られることがあります。
長男として生まれた男児を、祖父母が特別愛情を注ぎ、何でも先回りして世話を焼き、母親も同じように手をかけて息子を育てた場合に、それが生じます。
本人は、自分は特別であるという自己特別視を持っており、自分の価値基準に反する学友を蔑視しがちです。無条件に大切にされてきたので、愛されるのが当たり前だという気持ちがあり、人の感情に対して無神経になります。その結果、積極的に自分から人に関わるコミュニケーション能力が育たず、孤独で孤立しています。
彼には親や祖父母への依存心が根っ子にあるので、無意識に誰かが何とかしてくれるという気持ちがあり、自立してゆくための気力や努力が乏しくなります。「自分は特別だから愛され大切にされて当然だ」という思い込みがあるので、感謝の薄い、傲慢な人間になりやすいのです。また努力が乏しく、人の世話になることに平気です。
こうして「自分は特別の人間だ」という思い込みが、「肥大した自我…