最近、すごく共感して読んだ本がある。
染谷昌利著の『ブログ飯』だ。
ブログで飯生計を立てる術(すべ)を書いた本らしい、というので読みだした。
著者の染谷さんは1975年生れ。私より10歳若い。
文章がうまく、とても魅力的な人だ。
彼は30歳の時、ブログだけで生計を立てることを決意し、会社を辞めた。
奮闘するも、1年後に貯金が底をつきかけ、万策尽きて撤退を覚悟。
その時だ。
一つのブログがヒットして壁を超えた。
この本には、奥さんと子供一人と猫一匹を、ブログで一つで支えてきた9年間の経験の蓄積が、たっぷりぶち込まれている。
だからノウハウの本かと思うと、実は人生論なのだ。
ちなみに本の副題は「個性を収入に変える生き方」だ。
自分の個性をとことん磨き、しかもそれを収入に変える術と生き方が書かれている。
ブログの技術にとどまらず、「生き方」にまで踏み込んだところがすごい。
いぶし銀色の光を感じた。
ぐいとひかれて2回読んだ。本は線で真っ赤になった。
この本には明確なメッセージがある。それが私に勇気を与えてくれた。
インターネットの世界では、人と違うあなたの個性こそが価値を持つ。
だから個性を磨き続け、個性を成長させ続けることだ。
それが人の役に立つ表現を得た時、人に必要とされ、自分の足で世に立てるようになる。
染谷さんの主張は、説得力があり、心に沁み込んできた。
覚悟も迫られた。
あなたはどこまでやるつもりなのか、本当にやるのか、と。
とりわけ最後の著者の言葉に、胸が熱くなった。勇気が湧いた。
あなたの経験、知識は誰かが必要としています。
あなたの情報を求めている人は必ず居ます。
あなたの声がその人に届くまで、諦めずに続けてください。
この励ましに応える意味でも、私はこのブログを書き続けていきたいと思う。
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