掃除は、どこか一カ所を丁寧にきれいにすると、喜びが湧きます。
今まで汚かったところが、目に見えてきれいになると、無性にうれしくなるのです。
この喜びが、掃除の原動力になります。
そのためには、落ちないで残っている汚れを確実にきれいにする手段を知ることです。
私が一番お勧めしたいのは、研磨スポンジ(メラニンスポンジ)です。
大抵の汚れは、これで落とせます。
研磨剤が入っているので、傷をつけてはいけないところは、注意が必要です。
それさえ気をつければ、金属の傷でも、ペンキがぬってあるモノなら見えなくなります。
お風呂の浴槽の樹脂が使ってあるのは、研磨スポンジはNGといわれているのですが、髪染めの液体が浴槽について洗ってもとれないので使ったところ、ほぼ見えなくなりました。
まずきれいにして、きれいになった時の喜びを味わうことが大切です。
一か所きれいになると、別のところもきれいにしたくなってきます。
それが掃除を続けるエネルギーになるのです。
なぜ汚れを取ることがこれほどうれしいのか。
それには理由があると思います。
本当は私たちの心が、毎日人と接したり、色々な情報に接したり、色々な欲望や怒りや悩みを経験していて汚れているのではないでしょうか。
その汚れを取り除いて、本体のきれいな自分になりたいという、深い欲求を持っているのではないでしょうか。
掃除で汚れが落ちたときの何とも言えないすがすがしい喜びは、本当は心をきれいにすることの喜びを、暗示しているように思えてなりません。
掃除が心の修行につながり、心の成長につながるのは、外の汚れから内なる汚れへと、知らず知らずに目が向くためではないかと思います。
種村トランスパーソナル研究所(心理カウンセラー・種村修)
℡:090-8051-8198
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