神社にお参りすると、くっついているものがはがれる。
すると、自分が自分らしくなれる。
そういう経験を何度もするうちに、
自分の個性について考えたことがあります。
一ケ月ほど前、御嶽神社へお参りしました。
自分の個性を教えてください、とお祈りしたのです。
ふと神社の上を見上げると、青空があります。
「すがすがしいな~。なんてすがすがしいんだろう。」
すがすがしいというのはこんな気持ちなのか、
と圧倒されるようなすがすがしさのボリュームを感じました。
先日のことです。
久々の休みに、一駅分歩いて誉田八幡神社へお参りしました。
神社へのお参りが終わって帰る道すがら、すがすがしいという気持ちが胸にあふれてきました。
普通の街並みを見て歩きながら、「すがすがしいな」と感じていることに気づきました。
二度の経験で、自分の個性は、このすがすがしい気持ちかもしれないと思いました。
もう1年以上前になると思うのですが、
自宅からずっと数キロ歩き通して参拝したある稲荷神社でのことです。
私の個性を教えてくださいとお祈りしたところ、
間もなくあるイメージが浮かんできました。
稲穂が黄金色にたわわに実っています。
そこへ一陣の風が吹いてきて、稲穂についている虫などを吹き飛ばしてくれます。
この時も、青空が広がっており、すごくすがすがしい感じがしました。
このイメージが、祈りへの回答だとすると、
すがすがしさは、風のようにくっついているものを吹き払う働きを併せ持つことを
暗示していると思いました。
このイメージのことは忘れていたのですが、
先日の誉田八幡神社でのお参りのあと、思い出しました。
私の誕生日は5月初旬です。
その少し前の、4月下旬のころの気候は、「清明」と形容されます。
少し暖かくなりかけて、さわやかで、澄み切った空気の感覚が、清明です。
私にとってのすがすがしさの原型は、清明という感覚です。
本当にこの季節が大好きで、心が清明な空に吸い込まれるような気がします。
私の個性がもし、清明を原型とするすがすがしさだとすると、
私の個性が発揮できれば、周りもさわやかに明るくなるし、
自分もわだかまりのない、すがすがしい心で毎日が過ごせると思えます。
自分が自ら足を運んでつかんだこの感覚は、
是非大切にしていきたいと思いました。
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