自分を変えるために有効なことの一つに、歩くことがあります。
無心にひたすら歩くことに集中して歩くのです。
のんびりした散歩ではあまり意味がなく、一生懸命に歩いている状態を維持することが重要です。
私の場合、目標は1時間に5キロの距離を歩くことです。
このペースで歩くと、冬の寒さにもかかわらず体が温かくなり発汗します。
時間がない時でも30分で2.5キロを歩くように努めています。
歩くときは足の裏で道を押す感覚を大切にし、そのたびに脚のうしろの筋が伸びるようにします。
姿勢は頭のてっぺんがピアノ線で真上に引っ張られたようなイメージで、まっすぐにします。
こうすると姿勢がよくなり若々しくなります。
街の雰囲気を感じとりながら、なるべく毎回新しい道を選んで通ります。
通りが一本変わるだけで、新しい体験ができます。
この状態で無心に歩くのは、「動きながらの無」を体験するためです。
そのとき丹田に意識を向けながら歩くことに専念します。
「動きながらの無」の状態のときに、私たちの個性が生き生きと働きます。
それはとても気持ちがいい状態です。
体内の血流もよくなり、気持ちも前向きになり、積極性が出てきます。
こういう状態を毎日経験することは、本当の自分を取り戻すためにとても有効です。
種村修(心理カウンセラー・種村トランスパーソナル研究所所長)
<連絡先>
電話 090-8051-8198(午前9時~11時30分の間に受けつけます)
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