私たちが自分の状態を日々振り返るとき、一つのチェックポイントは個性が生き生きとしているかどうかだとおもいます。
個性がいきいき発揮されていない場合というのは、一例をあげると環境や人間関係の縛りを受けて縮こまっている場合があります。こういう場合は、個性が誰かのエネルギーに縛られ、憑依されて、がんじがらめになっています。
自分が縛られていることを自覚することが、なによりも必要です。
自覚したら変えることができます。
子どもが親のしばりでがんじがらめになっている時にも、つよい抑圧が生まれます。自分の感情や欲求が出せなくなり、自分がそういう感情や欲求を持つことすら気づけなくなります。自分が無意識に抑圧して、意識にのぼらぬようにしてしまっているからです。
こういう場合は、信頼できる誰かがその子の感情や欲求をひき出して、表現させてあげる必要があります。そうしないと、この子は自分が分からなくなり、誰かに依存していくようになることがあります。
さて、個性が生き生きしている時とは、どういうときでしょうか。いくつかの特徴をあげてみたいと思います。
①自分が生き生きとしている
ワクワクして喜んでしている時や、感謝に満ちて熱心にうちこんでいるとき、個性が輝いている。
②自分の問題を外部要因で説明しない
誰かのせいでとか、何かのせいでこうなったと説明せず、自分の問題に焦点を当てる姿勢をもつ。
③否定発信しない
どんなことであれ否定的な見方や発言をせず肯定でものを見て肯定的に発信していく。
④成長している
小さいことでいいのですが、自分が昨日までよりも少しでも成長し、好ましい方向へ変化している時は、個性が発揮できている時です。
自分らしさを大切にし、自分らしさ、つまり個性を生き生きとさせて日々生きることは、毎日の目標であり人生の喜びを増やしていくことだと思います。
心理カウンセラー・種村修
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