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夢で心を見つめる④・・・焦りと劣等感



ある人がこんな夢を見ました。

その人は夢の中では、新しい会社で仕事をしています。
日経新聞社が出しているビジネス誌の何ページかが出てきました。
それを見て、文字は読めても内容がさっぱり頭に入らなくて、焦っています。
どのページを見ても、理解できず頭の上辺をかするだけなのです。
自分には新しいこの仕事ができないという劣等感を感じています。

目が覚めて、その時の感情と、その夢の意味を考えました。
感情は焦りと劣等感です。
分からないという焦り、そして分からない自分への劣等感でした。
この人はこれまでの人生で、何度かそういう感情を、ビジネスに関して経験したことがありました。
一生懸命新しいビジネスを学ぼうとするのですが、頭に入ってこないというか、分かったという実感がないのです。
この人は自分はビジネスに向いていないのかと悩んだことがありました。

しかし、本当の問題は、知識から入ろうとしていたことでした。
何でも活字を読んで学ぶことが自分のスタイルだと思っていたのですが、この人の個性はそうではなかったのです。
その証拠に、これまでの人生で予想外にうまくいった時は、いずれも徹底的な実践の中で、コツを身につけていった時でした。
とても難しい仕事でも、体当たりして乗り越えた経験も思い出しました。だから、劣等感を持つ必要はないはずでした。
体で覚えてしまうと理屈は後からくっついてきて理論でも説明できるようになるのですが、最初に理論を見てわかるタイプではなかったのです。

知識偏重で、どんなことでも知識を仕入れておけばできるという思い込みは、この人が以前に働いていたある会社で身につけた固定観念でした。
その証拠に別の会社では、のっぴきならない状況で実践の中に飛び込んでいったときは、色々試行錯誤しながら仕事のコツを身体で覚えるとユニークな成果が出たからです。

それまでは知識がないからわからないという思い込みがあったので、試行錯誤することが怖く、しり込みしていたにすぎなかったのです。

現場を体験せずに知識だけ吸収しようとしても、本当のことが分かるはずがありません。

そうした固定観念に縛られていた時代の感情が残っていて、夢で味わったようです。
夢の意味を考えるうちに、自分の固定観念の間違いにも気が付きました。
この人は自分の本来の個性を縛っていたものを捨てようと思いました。

種村トランスパーソナル研究所(心理カウンセラー種村修)
℡:090-8051-8198

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