自分の感情を見つめるのは、必ずしも楽なことではありません。
自分に都合の悪い感情や、見たくない感情を、見ないで避ける傾向が、私たちにはあるからです。
本音の感情を出したくても出せない場合もあります。親や職場の上司に気にいられないとそこでは生きていけないのではないかと恐れている場合、嫌悪の感情は抑圧してしまうでしょう。
しかし、自分の感情から逃げずに向き合うと、心に変化が生まれます。
カウンセリングのなかで、自分の感情に正直に向き合った体験をされた方は、それを実感されています。
言いにくい心の本音を告白し、自分のそれまでの在り方を変えたいと本心から願ったときに、大きく心が変わり、人生も変わりだします。
自分の感情から逃げて目を背け続けていると、体に異常が出ます。何らかの症状が出てくるのです。
肩こりや、頭痛、腰痛から始まって、さまざまなケースがあります。
抑圧した感情が、潜在意識の中で膨らみ続けるうちに、意識として表出できないので、しかたなく身体の症状として出てくるのです。
それは、症状として出ることをきっかけにして、抑圧した感情に気づいてほしいと訴えているように見えます。
この場合、症状の本当の原因は抑圧した感情です。その感情に気づき、自分が目を背けていた本音の感情を自覚し、誰かに話せると、症状が軽減するか消えたりします。
見たい自分も、見たくない自分も、両方ともありのままの自分です。
そのありのままの自分を認めて受け入れることがどれほど大切かを、これは教えてくれているように思います。
心理カウンセラー 種村修
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