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感情を調べる⑤怒りと恐怖心

 


怒り恐怖心は、しばしば密接なつながりを持ちます。

 
まずよくあるのは怒りの奥に恐怖心がある場合です。

人も動物も、恐怖を感じたときに、怒りを発します。

怒り、攻撃の姿勢を示すことで、自分や家族を守ろうとします。

恐怖心が根底にあると、怒りは制御できないものとなりやすくなります。

怖いので過剰防衛するために、過剰攻撃をしやすくなり、攻撃し過ぎてしまうからです。

ですから、怒りを見つめる時、その奥に潜んでいる恐怖心を見つめることは、怒りを理性的にコントロールするうえで大変重要になります。

 

もう一つの怒りと恐怖心の関わりとして、怒りに恐怖心が乗っかってくる場合もあります。

この典型的なケースは、子供時代に親に怒られて嫌な思いをしたにもかかわらず、親になって子供に同じように怒りをぶつけているということです。

子供のわがままな行動を見て怒るのですが、単にそれだけなら極端な怒りにはなりません。

子どもへの怒りが統御できにくいほど膨らむときは、子供時代に味わった親への恐怖心がその怒りに乗っかっていることが多いのです。

子どもを育てていると、同じ年齢の自分の子供時代の気持ちが思い出しやすいことが知られています。したがって、子供時代に親への恐怖心を体験し、心に刻んでいると、子育ての過程で割と簡単にその時代の記憶とつながります。

恐怖心が加わって膨らんだ怒りは、非常に激しいものとなるので、子どもに言い過ぎたり体罰をしてしまったりします。恐怖心が去ったと、我に返って、子どもにここまで怒ってしまった自分に自己嫌悪を感じ、ひどく落ち込みます。

このようなときには、怒りの奥にある、自分の幼い時期の感情、特に恐怖心を思い出し、それが今の怒りと結合していることを自覚することが大切です。

自覚できれば、恐怖心に無意識に振り回されることを制御できるようになります。

 

自分を見つめることは、自分の心を統御するためには、とても大切なのです。

 

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種村トランスパーソナル研究所(心理カウンセラー種村修)

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