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無気力の克服…身体が重くて仕方がない時



1.後悔しないですか

やり気が出ないといっても、さまざまな場合があります。
今回は身体が重くてしようがなく、気力が湧かない場合を取り上げます。

勉強しようと思うのに、机に向かうと身体が重くなってどうしてもできなくなると訴える学生がいます。
睡眠不足で身体が重く、仕方なしに寝て過ごすという失業中の中年方もいます。

これが一度ではなく、繰り返し起きている場合には、じっくり自分を見つめて対策を立てる必要があります。物質的肉体的な問題だけではなく、のりうつりや心の惰性の問題があるからです。

まず繰り返しこれが起きてくる場合は、うつ状態の一種である場合があります。うつ状態ですので、悲観的な未来や自己否定の思いが湧いてきます。これを放置しておくと、自殺願望を含んだ自己破壊の思いに支配されていく危険があります。
それに現実問題としても、無為のなかに時間だけが流れて、生産的で歓びのある人生を送れなくなります。
極端な痛みや苦痛がないからといって、放置しておくのは危険です。きちんとした対策をたてなければ、流されるだけの人生となり、必ず後悔をするでしょう。

2.心の状態をクレヨン画で描くと

自分の心に何が起きているのかを知るのに、クレヨン画を描くことはとても有効です。身体が重くどうしても気力が湧かないで寝ていた日の自分を思いながら、その時の自分はどういう状態だったのだろうかと自分に問いかけます。そして心に映像やイメージが浮かんでくるのを待つのです。

具体的な一つの事例をあげて説明します。これはBさんが経験したものです。Bさんの許しを得て紹介します。

横たわっている黄土色の人物が浮かんできました。
床から黒い紐(ひも)のようなものと黄土色の紐のようなものが人物をひっぱって、動けなくしています。
髪の毛も深緑の糸のようなもので引っ張られて床に止められており、動けなくされています。寝たまま動けなくされている巨人のガリバーのようです。
その人物の上には靄(もや)のような暗いエネルギーが覆いかぶさっています。
黒と灰色のエネルギーです。
つまり、身体が下からは引っ張られ、髪の毛は引っ張られて固定され、上からは暗い二種類のエネルギーに覆われてしまっているのです。
これでは動けないはずです。

3.色が語り掛ける意味を聴く

こうした絵を描くことで、心の世界では深刻な事態が起きていることが感じ取れました。さらに深めるために、この絵の意味を解読する必要があります。
絵に入り込んで感じ取る方法もあるのですが、危険な感じのする絵ですので、色に問いかけて聴いてもらいました。
色には特有の周波数の波動があるので、その色が伝えてくるメッセージを心で感じ取って意味を理解することができるのです。

体を下にひっぱっていた黒いエネルギーは、意図的に失敗させ破滅させようという意図を持っていました。引きずり降ろしたいという強い邪悪な意志です。
黄土色の紐は、自分で体をいたわらないと危険ではないかという不安の想念でした。
髪の毛をひっぱっていた深緑の糸は、思考させない力のようです。考える力を奪っているエネルギーです。
体の上を覆う灰色のモヤは、誰かのすがり付く思いのようです。頼ってきているようです。
黒い靄は、抑え込んで人生を進まなくさせようとするのりうつりのエネルギーのようです。それがちらちらと姿を見せています。

こうして分析してみると、疲れを取るために寝ていたということではすまない、大きな問題があることが見えてきました。

4.分析によって対策をたてる

Bさんは、身体が重くて何もできなかった時を振り返ってみると、いつもなら必ずしているはずの祈りをしていなかったことに気が付きました。祈りは集合的無意識の世界との交流をもたらし、そこからエネルギーを汲み取ってくる働きがあります。それをする気にならなかったということは、その時点でマイナスのエネルギーの働き掛けを受けていたと考えられます。

考える力を奪われているのも気になります。やる気が起きない一つの原因は、やりたいことを明確にしていないからです。通常は前の日に、何をしたいかを明確にして、当日にそれを再度検討してやりたいことを決めるのがベストです。それがないと、なんとなくだらだらと時間が過ぎてしまいます。

さらに「やらねばならない」という義務の観念だけでは、ワクワクする時に湧きおこる心のエネルギーを喚起できません。「やらねばならない」ことを、「やりたい」ことに変える必要があります。
やるべきことは決まっているとしても、それに新しい方法や新しい工夫を加えて、目新しくすることでワクワク感を持って仕事や勉強をするようにします。やはり、毎日同じことの繰り返しになると心が停滞しはじめ、惰性で動くようになると、心の奥からのエネルギーが出なくなるのです。

すがりついてくる思いは、前の日や直前に電話や会って話すことで来る場合と、そういうものがなくても相手がこちらを強く思っているのでくる場合があります。自分がこの方にできることはここまで、ということを見抜いて、それ以上は相手の責任であるときっぱりと判断することで、不必要にまとわりつく念は避けることができます。明確な判断がつかずに、情で引っ張られていると、なかなか解消できません。

悪意のあるエネルギーは、のりうつりにしろ、恨みの念であっても、自分にも同質の思いがないか、同じような思いがないかをふりかえって、自分を変えなければなりません。かつて同質の思いを出していた自分があれば、申し訳なかったという懺悔の思いを出し、自分の思いを改めることです。そして自分の間違いに気づかせていただけてあり難かったと感謝することです。

こうした分析を通して、ここからまた一つ気付きを得ることができた、一つこれで成長させていただけたと考えて、そこから前向きに生きることが大切です。

毎日毎日、自分は新しい自分です。どんなことがあっても、そこからさらに成長する道はあります。そう考えるならば、何を経験しようとも、私たちは毎日希望の虹を抱いているわけです。あらゆる経験をきっかけに新しい自分を作って、さらに成長を続けていくならば、どんな困難や無気力も、いつしか消えていくしかありません。

(提供)
カウンセリング・ルーム<希望> 心理カウンセラー・種村修
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境界性パーソナリティ障害1…愛情飢餓の苦しみを抱えて

1.決して珍しくない症状



境界性パーソナリティ障害は、最近増えつつあるのですが、対人関係が難しいという特徴があるので、大変厄介です。 リストカットを繰り返したり、自殺の企てを何度もしたり、摂食障害で拒食症や過食症に悩んだり、家庭内での親への暴力、援助交際などの性的逸脱などなど、こうした激しい行動の背景には、往々にして境界性パーソナリティ障害が潜んでいます。これに薬物への依存が加わることもあります。
そのために境界性パーソナリティ障害では、本人の苦しみが激しいだけでなく、家族やその周囲の人が振り回されてへとへとになっていくことが少なくありません。


特に境界性パーソナリティ障害への対応で難しいのは、通常の場合、その人を熱心に支えようとすればするほど、症状が悪化していくことです。親身に支えてくれる人に対して、どんどん要求をエスカレートさせたり、攻撃的で衝動的になったり、自殺の企てを繰り返すことも少なくありません。そのために親身になって支援しようとした人自身が傷つくことも多いのです。
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このタイプの人は、心の深いところで母親や父親の代理を相手に求めています。ですからその欲求を満たしてくれる人に出会うと、どんどん依存を深めていきます。

さらに境界性パーソナリティ障害をもつこのタイプの人は往々にして恋愛感情に入っていきやすいので、理想の相手に見えて恋心に火がつくことも少なくありません。しかし、これはこの人の中にある理想の父親もしくは母親の投影として、理想の恋人に見えているのであって、本当の恋心とはいえません。


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