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子どもが無気力から脱するとき



子供が勉強にやる気を見せず、無気力でどんどん成績が落ちてゆくときには、次のような状態がよく見られます。

まず特徴的なのは勉強の習慣です。
□家で勉強しない
□プリントをぐちゃぐちゃにする
□提出物を出さない
□テレビゲームを叱られるまでやる
□テストの日程が分からない
□テスト対策をほとんどしていない
□テスト対策は山をはって外れる

これはある塾長()が列挙している項目ですが、見事なほど当てはまっています。

同時に目標がありません。
□目標を持っていない。
□目標が不明確
□目標に対して決断していない

目標がないので、何のために勉強するのか分からないと言います。
目標がないので自発的に何かをするということができません。

それは行動・動作面と考え方の習慣にも現れます。
□姿勢が悪い
□集中できずふらふらしている
□やる気がない
□机のまわりが汚い
□親の言うことを聴かない
□物事にいやいや取り組んでいる
□自分より成績が下の人と較べて安心している
□靴をそろえない
□時間に遅刻する

子どもの状態を見て心配し、気をもんでいるご家庭は多いでしょうが、一般的にこういう症状が出るのです。いいかえると、これらは子どもの無気力を継続させている悪しき習慣であるのです。

子どもが変わるのは、本当に危機感を持った時です。親がいくら危機感を持っていても変わりません。しかし、子どもが自ら危機感を持つと、底を打って反転する現象が出てきます。陰極まれば陽転するという現象です。

この危機感は子どもの「心」が子供に対して送ってくるサインではないかと思います。「このままではいけない」ということを心底感じ取るには、この「心」からの警告がいるように思います。頭で理解しているだけでは無理でも、心で感じ取れた時には意識と行動が変わります。

それまでは頭では分かっているようでも、本当は甘く考えています。心で感じ取っていないからです。
しかし、もうこれ以上はダメだとなった時に、「心」さらに言えば「潜在意識」から警告が来る場合には変化します。

その子供の変化の「時」ですが、周りが自分たちも本気で変わらないといけないと決意し、努力し始めたときに、不思議と子供に変化が現れる気がします。子供を一方的に攻めるのをやめて、親としてあるいは支援者としての自分自身を謙虚に見つめなおす必要があるようです。

周りの心が変わりだすのと、子どもの心が変わり始めるは、不思議な偶然の一致があると思います。

 ()今村暁著『子供の成績を決める習慣教育』PHP文庫から引用させていただきました。

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