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感情を見つめる効果



自分の感情を見つめるのは、必ずしも楽なことではありません。
自分に都合の悪い感情や、見たくない感情を、見ないで避ける傾向が、私たちにはあるからです。
本音の感情を出したくても出せない場合もあります。親や職場の上司に気にいられないとそこでは生きていけないのではないかと恐れている場合、嫌悪の感情は抑圧してしまうでしょう。

しかし、自分の感情から逃げずに向き合うと、心に変化が生まれます。
カウンセリングのなかで、自分の感情に正直に向き合った体験をされた方は、それを実感されています。
言いにくい心の本音を告白し、自分のそれまでの在り方を変えたいと本心から願ったときに、大きく心が変わり、人生も変わりだします。

自分の感情から逃げて目を背け続けていると、体に異常が出ます。何らかの症状が出てくるのです。
肩こりや、頭痛、腰痛から始まって、さまざまなケースがあります。
抑圧した感情が、潜在意識の中で膨らみ続けるうちに、意識として表出できないので、しかたなく身体の症状として出てくるのです。
それは、症状として出ることをきっかけにして、抑圧した感情に気づいてほしいと訴えているように見えます。

この場合、症状の本当の原因は抑圧した感情です。その感情に気づき、自分が目を背けていた本音の感情を自覚し、誰かに話せると、症状が軽減するか消えたりします。

見たい自分も、見たくない自分も、両方ともありのままの自分です。
そのありのままの自分を認めて受け入れることがどれほど大切かを、これは教えてくれているように思います。


心理カウンセラー 種村修
カウンセリングはおもにメールと電話によって行っております。
皆様のご相談をお受けしております。
連絡先:℡ 09080518198

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自己特別視と依存の心理

自分を特別視して肥大した自我を持つ人には、しばしば依存心が見られます。
プライドが高く自分は特別にすごい人間だと、内心思っているのに、世間で通用するような実績や成果が出ないで屈折する人がいます。 素質を持ちながらも、この人の心理の奥に依存心が潜んでいて、それがその人の努力と成長を妨げているのです。
よくあるケースとして、生育過程でその人が親や祖父母から特別扱いをされ、それゆえに自己特別視と依存の心理が育ってしまう場合です。
ある男性の家系では、3~4代前のご先祖の当主が自殺したそうです。それまで栄えていた家は、そこから暗転し、それ以降は、家系には男子が恵まれず、産まれても育たずに早死にし、女性によって細々と血筋が守られてきました。 その男性は、この家系にようやく生まれ育った待望の男児でありました。 ですから、祖父母やご両親の愛情と期待を一身に受けながら、特別な存在として大切に育てらたのです。 この男性にとっては、自分は特別な存在であるということは周囲から植えつけられた、空気のように当たり前の固定観念でした。そして非常に大事にされて育ったので、自分は特別な存在だから愛される、愛されて当然の存在だという気持ちも無意識に育っていたのです。それは依存心につながるものでした。
こうした特殊事情がなくても、普通に長男としてその家に生まれ、祖父母が特別長男をかわいがる場合、よく似た現象が見られることがあります。
長男として生まれた男児を、祖父母が特別愛情を注ぎ、何でも先回りして世話を焼き、母親も同じように手をかけて息子を育てた場合に、それが生じます。
本人は、自分は特別であるという自己特別視を持っており、自分の価値基準に反する学友を蔑視しがちです。無条件に大切にされてきたので、愛されるのが当たり前だという気持ちがあり、人の感情に対して無神経になります。その結果、積極的に自分から人に関わるコミュニケーション能力が育たず、孤独で孤立しています。
彼には親や祖父母への依存心が根っ子にあるので、無意識に誰かが何とかしてくれるという気持ちがあり、自立してゆくための気力や努力が乏しくなります。「自分は特別だから愛され大切にされて当然だ」という思い込みがあるので、感謝の薄い、傲慢な人間になりやすいのです。また努力が乏しく、人の世話になることに平気です。
こうして「自分は特別の人間だ」という思い込みが、「肥大した自我…