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依存心は自己変革を妨げる



自分が何度も同じ間違いをし、何度も同じ苦い体験を繰り返す。
そういう時、本当に自分を変えることは難しいと、絶望し、溜息がでます。

そうした状態が何年間も続いて、ある種極限を迎えたときでした。
静かに座り、心を見つめていると、胸の奥に深い悲しみの感情の池があることに気が付き、ハッとしました。
非常に深い悲しみです。

いつまでたっても自分が変わらないことを、魂が悲しんでいる。
それは深い悲しみでした。

その悲しみの池の奥に目をやりました。
悲しみの池の底には何があるのかと意識を凝らしていると、
突然「依存心」という言葉が湧いて出てきました。
大文字で「依存心」と意識に浮かび上がってきたのです。

依存心って、なんだろう。
わかりやすく言うとどういう言葉だろう。

「私を変えてください。これが依存心」

言葉が浮かんできました。

ハッとしました。
私は自分が変わりたいと何年も苦闘してきたけれど、変わりたいという気持ちの奥には、実は「変えてください」「私を変えて頂戴」という依存心が潜んでいたのです。
私を変えてください、私を何とかしてください!・・・と。

これは自分が自分の主人公でなく、誰かに、あるいは何かに、お願いしている言葉でした。
神様にお願いしたとしても、神様は一人一人の主体性を重んじられるはずです。
カウンセラーでもそうです。
カウンセラーはクライエントの心に手を突っ込んで、思いの持ち方を強制して変えることはありませんし、そんなことはできません。
なにも、私は「私を変えてください」と誰かに、なにかに依存し続けていたのです。

これはダメだ、と思いました。
この依存がある限り、絶対変われない。
そうわかりました。

自分が変わると決めないかぎり、自分は絶対に変われない。
本当に自分は変わりたいのか、それが問われています。
自分が本当に変わると決意するかどうか、心に問いかけました。
しばらく時間がかかりました。
でも変わりたい気持ちは、本物でした。
ならば、変わるしかない。
そう思いました。
私は変わる、という決意が湧きました。
その時から私は変わりだしました。

この体験は、自己変革は依存がある限りできないということを悟らされたものでした。
自分は変わりたい。だから誰か変えてください。これではだめなのです。

自分は変わりたい。だから、自分は変わる。そこがスタートだとわかりました。

種村トランスパーソナル研究所(所長・種村修)

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