依存の強い時、人は自分自身を信じることができないでいます。
自分が信じられないので、誰かに依存するのです。
自分を信じられないと、自分の感性も信じられません。
ですから、相手がおかしいと感じても、心の警告を無視してしまいがちです。
そして依存する方向へと自分を説得します。
「自分はダメだが相手の方は素晴らしい。だから、自分は今の自分を捨ててもっと素晴らしくなりたいから、その人の言うとおりにしよう」
こうなると、みすみす自分の自由と自分の個性を失ってゆく道に入ります。
もし本当に素晴らしい方であっても、相手は相手の個性があり、そのうえでの言動であり行動なのですから、別の個性である自分がその形だけをまねても、所詮は物まねでしかありません。
単なる物まねをしているときは、自分の立場や自分の個性にそぐわないために、周囲から違和感を持たれるに違いありません。
でも自分はなかなかそれに気が付きません。
自分を信じれないと、自分でない誰かになろうと一所懸命になってしまいがちです。
そして借り物の信念や考えや感覚を、あたかもそれが最高のものであるように顕示するようになります。
これが洗脳ですが、洗脳は自分が進んでされていくのです。
依存するからです。
依存する理由は、自分を信じれないからです。
自分を信じる、自分の心の声や感性を信じてそれに耳を傾ける。
たったそれだけのことが、主体性や個性の喪失、人生喪失の危険な淵から、私たちを守ってくれます。
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種村トランスパーソナル研究所(心理カウンセラー・種村修)
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