スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

9月, 2016の投稿を表示しています

不安に憑りつかれる

1.不安に憑りつかれると・・・
不安に憑(と)りつかれるという言葉があります。 まるで「不安」という「エネルギー」もしくは「想念」が、頭に憑りついたようになり、「不安」に支配される状態を、よく表現している言葉だと思います。
不安に憑りつかれると、見るもの聞くもの、起こる出来事が、自分を害するものに感じられてきます。 普通の状態なら何でもない出来事でも、不安に憑りつかれた心で見ると、不吉で嫌な予感を引き起こすものとなってしまいます。
あるご婦人にとっては、自分が清掃している職場や自宅の前の道に、つばや痰が落ちているだけで、しつこく付きまとう男性Aが、また自分を探し当てて割差をしてきた証拠になると言います。男性Aは20年前にある職場で一緒だった元上司なのですが、どういうわけか転職しても、結婚して引っ越ししても、ご婦人の居場所を見つけ出しては、唾や痰を吐いて嫌がらせを繰り返すのだといいます。第三者から見ると、それは被害妄想にすぎないと思えるのですが、ご婦人にはそんな説明はまったく通じません。 不安に憑りつかれている人は、被害妄想をつくり出すのです。
これとよく似た状態が、われわれの日常でも起こりえます。 不安に憑りつかれると、なんでもないことが、目に見えない陰謀やマイナスのエネルギーが自分を狙っている証拠に感じられてきます。湧き起った妄想によって、さらに不安が膨れ上がります。心は常に不安にさいなまれ、ざわざわして安らぎがなくなります。
あるカルトにいた人は、悪霊や悪魔が自分に悪さを仕掛けてくるので、怖くて仕方がないと言います。いろんな出来事の奥には悪魔の働きがあり、それが自分を陥れようとしていると思えるのです。
往々にしてこういう時に、さらに不安をかきたてる夢を見るものです。 自分が人に知られたくないことが暴かれたり、絶対に失いたくないものを喪失してしまう夢をみて、冷や汗をかいたり、動悸で目覚めるということもあります。
2.心の奥を見つめる
不安の奥にあるものを見つめてみると、自己保存欲が見えてきます。自己保存欲の中味は名誉であったり生命の安全であったり、お金であったりしますが、自分の存在が何かにおびやかされているのです。じっと見ていると、それを予想して怯(おび)えている自分が見えてきます。
この時、「ああ、自分は怖がっているんだ」とまず認めることが大切です。とても臆病な自分がいて、何か大切なも…