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自分の欠点を自覚する時・・・みじめさと怒り



自らを振り返って思うのですが、私たちは他者からの指摘がないと、自分の欠点が分からないように思います。
自分の欠陥について、誰かに指摘され、時には辱めと感じることも経験して、初めて自分の大きな欠陥に目を向けることができます。

そういう時はしばしば、相手の言葉に猛烈な恥辱を味わい、相手への激しい怒りを感じます。
そういう場合、よくよく考えてみると、恥ずべき自分の姿を見ないようにし、抑圧していた自分がいたことに思い至ることがあります。
相手の言葉によって描きだされた醜い自分の姿に触れて、それを自覚させられたのです。

もしも自分にそうした内心の秘めた思いがなければ、怒りは感じないはずです。
心の奥底では、知っているのです。
本当は、自分のその姿を醜く思い、それを恥ずかしいと思っているのです。
自分をとてもみじめだと思っているのです。
でも、それを抑圧して感じなくしているのです。

ところがわたしたちの欠点を指摘する言葉で、隠してみないようにしていた姿が見せつけられるのです。
すると、みじめな自己否定の思いと、相手への怒りが同時にこみあげてくるのです。

そのことに気がつけると、怒りは収まります。
自分をみじめだと思って自己否定していた本音の感情にも気がつき、その感情をつぶさに味わうと、不思議なことに、その気持ちが薄らいで消えてゆくことがあります。
そういう時は心が穏やかになります。
怒りが消えているのにも気がつきます。

「この方が私が自分に対しても隠していた姿をあぶりだし、見せてくださったから、抑圧していた感情に気がつくことができたのだ」
こういう思いが出ると、自然に感謝が湧いてきます。
相手は自分の性格を改善する機会を与えてくれ、
向上する機会をくださったと思えるからです。

「欠点を示してくれた人のことを、自分の知らない秘宝を発掘してくれた人、と考えた方がよいのです。自己を改善するためには、まず自分の欠点を知る必要があるからです。」(『マインドフルネス』からの引用)

私の経験から得た教訓は次の通りです。

自分が抑圧していた姿を誰かが暴き出してくれた時に、私たちは猛烈な恥辱と相手への激しい怒りとを感じます。
その時は、自分が抑圧していた自分のに出会えるチャンスなのです。
影とは、自分のネガティブな側面のことです。
自分の影を認めて受け入れ、抑圧していた感情を味わいつくした時に、私たちは抑圧から解放されます。
ありのままに自分を見つめることができると、心は穏やかになります。


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そのために境界性パーソナリティ障害では、本人の苦しみが激しいだけでなく、家族やその周囲の人が振り回されてへとへとになっていくことが少なくありません。


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