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無気力と魂が腐る感覚



学生の頃、学内での深刻なトラブルで無為の底に沈んでいた時期がありました。
勉強も運動もできず、授業に出席することもできませんでした。
その頃の下宿の部屋はチリと洗濯していない衣類で埋まり、悪臭が漂っていたと思います。
無気力の淵に沈み込んだまま、身体も重く、毎日が憂鬱で生きている実感がない状態が続いていました。

その頃、本棚にあった古代インドの聖典を開くと、無気力で何もなさない人は魂が腐っていくと書かれていました。
ギクッとして、「今の自分だ」と思った、その衝撃を鮮明に覚えています。
「この状態を続けると自分は腐っていく」という恐怖に襲われ、反省が生じ、自分を変えようとし始めました。
そこでまずしたことは、部屋の掃除からでした。

思い返すと、無気力やうつ状態から脱する時は、たいていの場合掃除から始めていたように思います。
経営危機に直面していた会社に勤めたときも、朝一番に出社して、まず掃除から始めました。
この会社の再建は、中年の危機からうつ状態に陥った私の心の再建にリンクしました。

掃除には不思議な力があります。
掃除は、部屋や住まいの掃除を、少しずつ毎日行うのが基本です。
勉強でも仕事でも、何かを始める前にどこか一カ所をきれいにします。
するとそこを通るたびに、心がすっきりして、やる気が出るから不思議です。
毎日どこかを掃除していくと、だんだん住まいがきれいになり、同時に心もしゃきっとしてきます。
無気力で苦しんでいる時には、まず掃除からの出発が効果的かもしれません。

<ご案内>
種村トランスパーソナル研究所では、直接お会いする対面カウンセリングとともに、電話カウンセリングやメールによるカウンセリングも行っています。
相談してみたいと思われるかたは、遠慮なくご連絡ください。
090-8051-8198 (メール)tanemura1956@gmail.comカウンセリングルームは、JR常磐線・我孫子駅(千葉県)南口から徒歩10分にございます。


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自己特別視と依存の心理

自分を特別視して肥大した自我を持つ人には、しばしば依存心が見られます。
プライドが高く自分は特別にすごい人間だと、内心思っているのに、世間で通用するような実績や成果が出ないで屈折する人がいます。 素質を持ちながらも、この人の心理の奥に依存心が潜んでいて、それがその人の努力と成長を妨げているのです。
よくあるケースとして、生育過程でその人が親や祖父母から特別扱いをされ、それゆえに自己特別視と依存の心理が育ってしまう場合です。
ある男性の家系では、3~4代前のご先祖の当主が自殺したそうです。それまで栄えていた家は、そこから暗転し、それ以降は、家系には男子が恵まれず、産まれても育たずに早死にし、女性によって細々と血筋が守られてきました。 その男性は、この家系にようやく生まれ育った待望の男児でありました。 ですから、祖父母やご両親の愛情と期待を一身に受けながら、特別な存在として大切に育てらたのです。 この男性にとっては、自分は特別な存在であるということは周囲から植えつけられた、空気のように当たり前の固定観念でした。そして非常に大事にされて育ったので、自分は特別な存在だから愛される、愛されて当然の存在だという気持ちも無意識に育っていたのです。それは依存心につながるものでした。
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彼には親や祖父母への依存心が根っ子にあるので、無意識に誰かが何とかしてくれるという気持ちがあり、自立してゆくための気力や努力が乏しくなります。「自分は特別だから愛され大切にされて当然だ」という思い込みがあるので、感謝の薄い、傲慢な人間になりやすいのです。また努力が乏しく、人の世話になることに平気です。
こうして「自分は特別の人間だ」という思い込みが、「肥大した自我…