1.幸せは歩いてこない 無気力から抜け出すには、目標を立てることと日々の工夫が必要です。 無気力の時は、往々にして受け身的になり、待っていれば幸せのほうから歩いてくるような気持ちでいます。 自分が変われるきっかけがどこかにあり、それにさえ出会えば突然自分が変われるにちがいないと、期待して待っているのです。 心理的には依存的であり、主体性がありません。 そこには川の流れに流されてゆくような危うさを感じます。 このまま流されると滝つぼに落ちるのに、それを見ないようにしてボートに寝そべって小さくなっているような危うさです。 自分が幸せに向かって主体的かつ能動的に努力してゆかないかぎり、幸せにはたどりつけません。 「幸せは歩いてこない。だから歩いていくんだね。」 水前寺清子さんが歌う 365 歩のマーチの歌詞のとおりです。 2 .目標を立てる 自分がどこに向かって歩こうとするのか、それが目標を決めるということです。無気力から脱するには、目標を持つことが決定的に重要です。 目標は、長期、短期、今日すること、この 3 つを毎日書くことです。 これが行動を促す指針となります。 自分を変えるためには、まず目標を書いてみることです。 日記に毎日 3 つの項目を目標を書くと、心がどちらに向かってゆくのかが、はっきりしてきます。 そして、今日何をするか、それは何のためかが明確になるので、目標に向かって一歩が踏み出せます。 この積み重ねが意欲を増大させ、無気力から脱却できるのです。 まず長期目標では、数年後にはこういう状態になりたいということを書きます。その時に自分が目指したい心の状態も書くほうがいいと思います。 短期目標は数カ月後にこうなっていたいと思うことを書きます。 そしてその為に今日は何をするかを書きます。とても具体的なことです。 これを書くことで、今日は何をしようかと考えるだけで時間が過ぎていったり、目標と無関係のことばかりして一日が終わったという繰り返しを避けることができます。 目標は書いているうちに変わっていくことがあります。 その場合は自分によりぴったりくる目標を書き直せばいいのです。 3 .日々の工夫をする 仕事