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傷つきと失敗を恐れる人・・・回避性パーソナリティ障害②その特徴



回避性の人の特徴

回避性パーソナリティ障害は、自信のなさや劣等感といった低い自己評価」と、それにともなう「ひきこもり傾向」あるいは「回避傾向」を基本とする、さまざまな傾向を持っています。

回避性パーソナリティ障害を持つ人の行動や気持ちの持ち方には、いくつかの顕著な特徴がありますが、その代表的なものを3つ、ここで紹介したいと思います。

(1)対人関係で退いてしまう

このタイプの人は一般に、人と接する場面で、「自分の言葉が相手を傷つけるのではないか」、「相手が自分のことをどう思っているか」、「相手は自分を軽蔑しているのではないか」、と非常に過敏です。そこから、相手に配慮しすぎた遠慮がちな態度を取りやすいのです。

これらは非常に良心的で控えめなパーソナリティ傾向で、それ自体に問題があるとは言えません。

しかし、これに引きこもりの傾向極端な回避傾向が出てくると、回避性パーソナリティ障害となり、問題が出てきます。

このタイプには、対人関係では不安感緊張が強く、いかにも自信がないというオドオドした人が多いようです。そのためにその人の個性の輝きがみえず、いかにも生彩を欠いた人物と見えてしまいます。

境界性パーソナリティ障害の人は、相手が好意を持って近づいてくれても、「自分はどうせ退屈で魅力がない人間だから、きっと嫌われてしまうに違いない」と思いこみ、身を引いてしまいがちになります。

本当は人と親しくなることを望んでいます。それにもかかわらず、ひいてしまうので、友だちがなく孤独ななるのです。

軽症のタイプの人の場合は、普通に社会生活ができますが、他者や現実との距離を取る態度があり、親密になることを避ける傾向を持ちます。そのために適当に交際はしているが、いつまでたっても、距離が縮まらないということになりがちです。

体にコンプレックスを持つ人も多く、運動したり、身体を人前にさらしたりすることが苦手です。異性との関係にも自信がなくいので、身体の接触を伴う行動には消極的です。

(2)人生の選択行動で退いてしまう

境界性パーソナリティ障害の人は、人生の選択においてもしり込みしがちです。

人生の大きな節目でありかつチャンスである進学や就職、さらには結婚という機会に、いずれかを選択することそれ自体を避ける傾向があります。

就職や結婚というのは新しい生活に乗りだすことを意味します。それに不安を感じるので、のらりくらりと逃げたり、先延ばしするのです。そして現状維持をします。

また折角実力や魅力があっても、自己評価が極端に低く失敗することへの恐怖がつよいので、あえて実力以下の会社や学校を選ぶという損な選択をすることもあります。

境界性パーソナリティ障害の人は、何かを計画しても、直前になってキャンセルすることがしばしばあります。

これは失敗することの不安やわずらわしさをまず考えてしまい、それに耐えられないためです。

(3)感情面の特徴-強い感情から退く

このタイプの人は、「強い感情を避ける傾向」があります。怒りのような感情には特に敏感で、強い不安を感じます。その為に強い怒りの感情を示す人や状況は苦手とします。

強い感情をかきたてるような本や映画やテレビなども避けます。淡白で、中性的で、感情の希薄なものを好みます。

これはこのタイプの人が、今までの人生で、人の強い感情によって傷ついた経験があるためです。

ですので、穏やかに感情をあまりたかぶらせないように接することが、このタイプの人と付き合うためには大切になります。

<ご案内>
種村トランスパーソナル研究所ではカウンセリングを行っています。
対面のカウンセリング以外にも、電話カウンセリングやメールでのカウンセリングも受け付けています。遠慮なくご利用ください。ご連絡をお待ちしています。
電話09080518198
メールアドレスtanemura1956@gmail.com
カウンセリングルームは千葉県のJR常磐線・我孫子駅南口から徒歩10分の場所にございます。

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境界性パーソナリティ障害1…愛情飢餓の苦しみを抱えて

1.決して珍しくない症状



境界性パーソナリティ障害は、最近増えつつあるのですが、対人関係が難しいという特徴があるので、大変厄介です。リストカットを繰り返したり、自殺の企てを何度もしたり、摂食障害で拒食症や過食症に悩んだり、家庭内での親への暴力、援助交際などの性的逸脱などなど、こうした激しい行動の背景には、往々にして境界性パーソナリティ障害が潜んでいます。これに薬物への依存が加わることもあります。
そのために境界性パーソナリティ障害では、本人の苦しみが激しいだけでなく、家族やその周囲の人が振り回されてへとへとになっていくことが少なくありません。


特に境界性パーソナリティ障害への対応で難しいのは、通常の場合、その人を熱心に支えようとすればするほど、症状が悪化していくことです。親身に支えてくれる人に対して、どんどん要求をエスカレートさせたり、攻撃的で衝動的になったり、自殺の企てを繰り返すことも少なくありません。そのために親身になって支援しようとした人自身が傷つくことも多いのです。
アメリカではこの障害を持つ人は全人口の2パーセントもあり、さらに精神科外来患者の11%、入院患者では19%が境界性パーソナリティ障害の要素を持っていると言います。日本もそれに近づいてきているといわれています。



青年期に発症することが多いので、若い人の間では境界性パーソナリティ障害を持つ人は、大幅に割合が増えることになります。なかでも女性に多くみられ、80%をしめます。男性も20%を占めていて、性差がなくなっている現在では、男性が発症するケースも増える傾向があるようです。

2.見捨てられ不安と愛情飢餓

境界性パーソナリティ障害を持つ人は感情がとても不安定です。

たとえば、片時も離れたくないほどの恋人だったはずなのに、突然鬼のような怖い顔になり怒りまくる。たんなるお友達のはずなのに、夜中まで突き合せておきながら、翌日はがらっと態度が変わり激しく罵倒する、などなど・・・。

こうした極端に不安定な気持ちや言動の元にあるのは「相手に見捨てられるかもしれない」という不安です。しかも、その「不安」は、本人が思いこんでいるだけで、相手にしてみれば全く心当たりがない場合がほとんどです。そのため何を怒っているのか、見当がつきません。

境界性パーソナリティ障害の人は、大変深刻な「見捨てられ不安」をもっているのです。そのために、ささいな…

境界性パーソナリティ障害7…特徴(4)怒りのブレーキが効かない

①感情がコントロールできない

境界性パーソナリティ障害の人も私たちも、もっている感情に違いはありません。ただ違うのは、私たちより「物事を強烈に感じ、より激しい形で反応し、自分自身の感情や行動をうまくコントロールできない」ということです。
境界性パーソナリティ障害の人の怒りは激しく、予測不可能で、筋道を立てて話をしても抑えることができません。大雨の後の鉄砲水や地震や、晴れた日の雷のようなものです。現れるのと同じように、消えるのも突然です。

もう聞いているしかないほど怒りの激流となるので、相手をする人は疲れ果てて行きます。仕方がないから感情をなだめるために、境界性パーソナリティ障害の人の言うままになってコントロールされている家族があります。これは非常に多くあるケースです。この場合、家族の心の中には、出すことのできない怒りが蓄積されていくので、家庭の中の空気が非常に冷たくとげとげしいものとなりがちです。もっとも、境界性パーソナリティ障害の人の中には、自分の怒りを全く表現することができないという正反対の問題を抱えている人もいます。怒りがないのではなく、「少しでも怒りを表したらコントロールを失ってしまうとか、わずかな怒りでもそれを向けた相手が仕返しをするのではないかという恐怖心を抱いている」からです。怒りのブレーキが壊れているという感覚では共通しています。

通常このタイプの人は、怒りだけでなく、あらゆる感情が激しくて、それを抑えるブレーキが壊れているように感じています。それは彼らが痛みに対して、非常に過敏な心を持っているからです。ある専門家はこれを、全身の9割に重度の熱傷(やけど)を受けているような状態だといいます。「感情という皮膚がなく、わずかに触れたり、動いたりするだけでも、彼らは苦痛に悶えるのです」。ですから制御できなくて激しい反応が起きてしまうのです。
この敏感さは、境界性パーソナリティ障害の人が、潜在意識と同通しやすいこととも密接にかかわっています。鈍感な人であれば感じないので平気なことでも、潜在意識と同通して敏感な人にとっては、拷問なような苦しみを感じることがあるのです。心がむき出しになっていて、小さな刺激にも過敏に反応するのです。このタイプの人が、激しい猫舌であることも、しばしば見かけます。感覚も過敏であることが少なくないように思います。

②怒りの奥にある生き残り戦略…

境界性パーソナリティ障害2…主な特徴と種類

①極端な気分、感情のブレが特徴

境界性パーソナリティ障害を抱えた子どもやパートナーと一緒に生活すると、次のような経験をすることがあります。
・何のことはないごく些細な言葉で、さっきまで楽しくしていたのが、急に怒りだして手がつけられなくなる。
・少し言い過ぎた言葉、その一言でむきになり、家を飛び出してしまう。時には自殺企図へと走ったりする。
・一言注意されると、もう怒りが爆発して、手が付けられないほど暴れまる。
・冗談で言った言葉にすら、深く傷つき思いつめてふさぎ込む。
・何気ない動作が、愛情の希薄さだと責められて、唖然としてショックを受ける。
子どもやパートナーがこうした反応を繰り返すと、家族はしだいに腫れ物に触るように、顔色を常に窺いながら、機嫌を損ねるのを恐れながら暮らすようになっていきがちです。薄氷を踏むような危うさ――。家族は言いたいことを言えず、常に自分を抑えて暮らします。
こうして家族はその人に支配されているような状態に陥り、息苦しさを感じます。もちろん、ご本人にはそうした意図はありません。ご本人はどうしようもない感情・気分のブレに苦しんでいるのですが、結果的には周囲を支配しているのと変わらない状況が生まれがちです。

境界性パーソナリティ障害は、感情や気分、行動の変化があまりにも激しいという特徴があります。しかも変動の幅が大きすぎ、まったく正反対の方向へぶれたりします。
飛行機の操縦かんを動かし過ぎると、機体は激しく振動し、上下にもブレを繰り返すといいますが、同じことが心の操縦かんで起きているのです。
アメリカで作成された「DSM―Ⅳ 精神疾患の分類と診断の手引き」を見ると、境界性パーソナリティ障害の診断基準として次のような項目があります。

「顕著な気分反応性による感情不安定性」・・・(例)通常は2~3時間持続し、2~3日以上持続することはまれな、エピソード的に起こる強い深い気分、いらだたしさ、または不安。
「不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難」・・・(例)しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いの喧嘩を繰り返す。