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境界性パーソナリティ障害17・・・3つの基本的障害



1.基本障害と背景にある問題


境界性パーソナリティ障害は、さまざまな心理療法家によって研究されてきています。その研究の結果明らかになったいくつかの特徴的な傾向をご紹介しておきたいと思います。これは自分や家族が境界性パーソナリティ障害ではないかと気になる方や、もっと境界性パーソナリティ障害を理解したい方の参考になると思います。


境界性パーソナリティ障害の方は、基本的な3つの障害を抱えています。


①心の統合機能や自我が脆弱である。


②情動のコントロールがきかない。


③二分法的(白か黒か)で自己否定的な認知をする。



そうした障害を生む背景には、二つの大きな問題が潜んでいます。それは次のような問題です。


①見捨てられ体験に基づく愛情飢餓や親との葛藤を経験している。


②傷ついた不安定な自己愛をもっている。



今回と次回の両方に分けて、これらのポイントをご紹介したいと思います。




2.基本的な障害


①統合機能や自我の脆弱性


ごく簡単にいうと、良心や欲望、感情、理性などを統合して、内面の葛藤を調整してゆく力を「統合機能」といいます。

統合機能が弱い人は、自分がしっかりとした枠組みを作れないので、何を話しても受け入れてもらえるような受容的な状況におかれると、かえって情緒が不安定になります。話がとりとめがなくなり、非現実的で極端な方向へと話が進み、話しているうちにひどく動揺して情緒が不安定になってくるのです。

こういう方には「可能な限り明確な枠組みを設定し、あいまいな対応をしない」ことが大切です。



自他の境界があいまいになる


境界性パーソナリティ障害の人は、自分と他人の境目があいまいで、十分に区別ができないという特徴があります。特にストレスを受けたときや、枠組みがはっきりしていない状況、さらには親密で依存した関係でそれは発生しやすくなります。

甘えが許される恋人や母親などに対しては、とりわけ自分と他人の境界が見えにくくなります。自分がイライラしている時は、相手のイライラしているように感じて気分を害します。自分と相手の感情を混同してしまうのです。

自分が疎外感を感じているとき、相手が自分のことを邪魔者扱いにしていると感じてしまいます。投影と言われる現象です。

さらに、相手の気分に飲み込まれ、巻き込まれやすいのも、大きな特徴です。



基本的安心感を持てない


自我が十分に強く発達してなくて、他者と自分を混同しやすいという傾向は、他者からの影響を受けやすいということです。

これは、その人の中に他者が絶えず介入し、その安全や主体性を脅かしてきたことの名残(なごり)です。肉体的、情緒的に虐待を受けて育った人は、特にそれが顕著です。

その結果として、「いつも周囲から脅かされている」と感じやすく、他人を心から信じたり、受け入れたりすることができにくいのです。

ですので自分が常に守られているという基本的安心感がありません。安心感の基盤がないので、自分が独立した存在として自立することに、強い不安と恐れを抱きます。これは心理的に母子分離ができにくい状態です。




②情動のコントロールが効かない


対象との関係の未熟さ


イギリスのある高名な精神分析医が子どもを観察して気がついたことですが、乳児は、よくお乳が出るオッパイは「良いオッパイ」なのでご機嫌ですが、お乳が出ないと「悪いオッパイ」だと見なして怒ります。どちらのオッパイも同じお母さんであることが理解できず、瞬間瞬間の快不快に心を奪われて、まったく別物とみなします。

この状態では、自分の欲求充足が邪魔されると、これまで満たされていたことを忘れてしまい、その瞬間での不満が心の全部をしめ、怒りを爆発させて、泣きわめいたりします。

境界性パーソナリティ障害の人が怒りを爆発させるときはそれと似ている点があります。全部を「悪い対象」のせいにして、怒りを爆発させ、攻撃します。その時には、その「対象」がこれまで自分に対して「良い」ことをしてくれたことを、忘れています。

こうした対象(人)との関係の未成熟さが特徴で、それは成人であっても出てくるのです。



躁(そう)的防衛


問題が起きた時、自分に非があると受け止めて、うつ状態になった打ち沈んだ状態を「抑うつポジション」といいます。そして、それを避けるために強気な態度を取り、自分を守ろうとするメカニズムを「躁的防衛」と呼びます。

境界性パーソナリティ障害の人は、うつ状態になるのを避けるために、心にもない強気な態度や居丈高な態度を取ることが少なくありません。これは「躁的防衛」なのですが、何かの事情でそれがうまくいかなくなると、急に弱気になり、すべてが駄目だと思いこんで、深く落ち込みます。

周囲の人はその人の「躁的防衛の鎧(よろい)」を真に受けないことが大切です。突っ張って強気で振舞っていても、本心は自分の非を感じて恐れているのです。それを感じ取ってあげましょう。



過去の対人関係の亡霊の支配


境界性パーソナリティ障害の人は、しばしば初対面のカウンセラーを理想化し、「求めていた理想の人についに出会った」と感激することがあります。

でもその後の面接で思い通りの展開にならなかったときには、カウンセラーの欠点を厳しく指摘して決別することがあります。

カウンセラーは面食らうのですが、このとき境界性パーソナリティ障害の人は、「並列的な影武者」を経験しています。その人は、「目の前の人(例えばカウンセラー)」を相手にしながら、それと並行して、過去において、その人に関わった人物を相手にしているのです。これが並行的な影武者です。

こうした心理特性をもつので、境界性パーソナリティ障害の人の支援者は、その人と関係があった他の人物との関係にも間接的に巻き込まれていくことがよくあります。これには注意が必要です。

「あれっ」と感じたときは、過去の対人関係や親子関係を聞いて、それを理解し、いうならば「過去の亡霊の支配」からその人が解放されるようにしていく必要があります。



本心とは逆の反応


境界性パーソナリティ障害の人は、「基本的信頼感」の乏しさから派生するものとして、本心とは真逆の反応をすることが、よくあります。

「愛情が欲しいのに、背を向けたり攻撃してきたりするという逆説的な反応」は、愛情飢餓や見捨てられ不安の中で幼年期を過ごした人にしばしば見られる反応です。

愛情飢餓の中で育った子供が養子になったとき、わざと困らせたり、陰で悪いことをしたり、養父母の信頼を裏切るような行動をすることがあるのもその一つです。これは養父母の愛情が本当に信頼できるものであるか否かを試しているのです。

こうした逆説的な行動への対処として一番大切なことは、「表面の行動」に反応せずに、「その根底にあるもの」を汲み取った対処をすることです。本当は信頼できる愛を求めて苦しんでいるのですから。



情動のコンロトールができない


情動とは、「怒りや悲しみといった、生存に関わる強い感情のこと」をいいます。情動のコントロールがうまくいかない状態というのは、ささいなことでも過剰な反応を生じたり、極端な言動をすることです。

境界性パーソナリティ障害の基本的な障害は、「情動のコントロール不全」なのです

根本は情動のコントロールができなくて、感情や気分が極端に変動するので、行動面でも、対人関係でも、自己同一性でも、認知の側面でも、不安定でコントロールを失った状態が現れやすいのです。

情動のコントロール不全の問題には二つの側面があります。
一つは、気分や感情のコントロールが効かず、気分のアップダウンが激しいことです。
もう一つは、とても傷つきやすく、一見ささいに見える出来事に対して、過剰な情動反応をすることです。これは、トラウマ経験が心に深い傷を作っているために、そうした反応が起きてくるのです。



③二分法的で自己否定的な認知


「認知」というのは、外界からの情報の受け止め方のことです。外界の情報の受け止め方である認知が適切なものに変わると、情動も正常な状態になります。

ところが境界性パーソナリティ障害の人は認知には特有の歪み(特徴)があり、両極端の二分法的な認知に陥りやすいのです。この認知の歪み(特徴)が境界性パーソナリティ障害の根本障害の一つです。

二分法的な認知があると、白か黒か、0か100か、成功か失敗か、敵か味方か、という具合に、中間やグレーゾーンがなく、両極端な見方をするようになります。それに伴って、感情も両極端にぶれるのです。


「一つでもうまくいかないことがあると、それまでの積み上げが全部無駄に見え、すべてがうまくいかないように見え、いやになって投げ出したくなる。」
「失敗したら後戻りができない。喧嘩して、また仲直りするということが考えられない。失敗したら、逃げればいい、会わなければいい、見なければいいと思ってしまう。」


二分法的な認知を持つと、こういう反応をするようになりますが、これは境界性パーソナリティ障害の特徴です。

一番よく見られる二分法的認知に基づく反応は、初めのうちは相手を過剰に理想化するのですが、少しでもアラ(粗)が見え始めると急に失望を感じ、今度はすべてをけなし始める、というパターンです。



不幸を引き寄せる二分法的認知


境界性パーソナリティ障害が引き起こす厄介な問題は、自分の思い通りになる人は「いい人」、思い通りにならない人は「悪い人」として接するために、その人を取り巻く人々をどちらかのグループに分断して対立させてしまうことです。

こういうことが起きます。まず「いい人」には、「悪い人」からされた仕打ちを訴えます。それによって同情を引き、加えて「いい人」を徹底的に持ち上げるのです。すると「いい人」はさらに救済者を演じるようになり、「悪い人」は甘やかしているだけだと非難することで非情な迫害者の役柄を演じるようになります。やがて「いい人」と「悪い人」が互いに反目を始め、患者が入院した病院であれば、医者や看護婦が二つに分かれての争いの中に投げ込まれていくのです。

これは境界性パーソナリティ障害の人の心の中にある二分法的認知が、援助する側にも移って巻き込まれた状態といえます。

境界性パーソナリティ障害の人の苛立ちや怒りは強烈ですので、しばしば家族や援助者に燃え移ります。


二分法的な認知は「歪んだ認知」です。それは現実ではないし、99%努力しても、残りの1%に欠点があると、その努力はゼロとみなされてしまい、結局不幸になるだけという結果を招きます。これは本人を害します。

ですから境界性パーソナリティ障害の克服には、この「認知の歪み」を理解し修正する努力が必要となります。

もっとも、二分法的思考はよくある認知でもあるので、「認知の歪み」という表現には抵抗がるかもしれません。その場合は、「認知の特徴」という表現でも良いと思います。しかし何と呼ぼうと問題は、その認知の特徴が、本人や周囲を生きにくくさせていることです。



アンビバレントな感情


境界性パーソナリティ障害の人は、相反する認知や感情が両方併存するという特徴があります。

これは「アンビバレント」と呼びますが、「両価性」とも言われます。両価性とは一つのものに対し、矛盾する感情や認知が存在することをいいます。

「愛している」と「憎い」という二つの感情が併存するのは、たとえば親を「愛する」という気持ちがある反面、親に捨てられるに違いないという思いから「憎い」という感情も併せ持つようになるのです。

同時に相反する二つの感情や考えが生まれるという特性をもつ境界性パーソナリティ障害の人に接するには、その人に「いいこと」だけを言わせようとすると、心の中にその正反対の考えが影のように育って膨らんでいきます。ですから、「いいこと」も、「悪いこと」も、両方話してもらう工夫が必要です。


本人が「両方の気持ちがあって当然なのだ」ということを理解し、ありのままに受け止め、ありのままに口にすることが、アンビバレントを改善し、バランスのよい統合を助ける道なのです。



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(参考文献)岡田尊司著『境界性パーソナリティ障害』(幻冬舎新書)

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