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(投稿)心の闇を見つめる5


 (紹介)準カウンセラーの「大」さんの「心の闇」を見つめる作業も、大詰めに入ったようです。これまで「心の闇」と表現してきましたが、ユングの分析心理学では「影」と呼ばれるものに相当します。「影」との対決は、潜在意識に参入するうえで、避けては通れません。彼は自分の「心の闇」「影」の奥にある情動が「怒り」であることを見出しました。潜在意識の奥深くに封印してきた情動に触れることは、その克服への大きな一歩です。(種村)

 
怒りの発見

 
私の心の中には、「世の中の不幸を消し去りたい」という強い衝動があります。
生まれてこの方、きっかけとなるような不幸体験がないので、
なぜこのような強い衝動的な念いが出るのか、不思議でなりません。
そして、この念いについて意識を注中してみると、
その念いから、強い悲しみが伝わってきて、
知らず知らずのうちに、涙が出てきます。
そして、悲しみと共に伝わってくるものは、
不幸を与えるもの、生み出すものに対する、強い「怒り」です。
そして、そうした不幸を生み出す世界に「終止符を打つ」、
こうした強い決意じみた念いが、強く伝わってくるのです。

これは、過去の幾世において、こうした経験をしてきているようです。
今まで、こうして何らかの不幸を生み出すものと戦ってきたのでしょう。
それまで、魂が深く傷つき、多くの悲しみを体験してきたのでしょう。

そのことが、自分の心の奥に、「心の闇」として存在しています。
しかしながら、これを「心の闇」として存在させていい訳ではありません。
自らの「闇」と対決する前に、「闇」を明らかにしなければなりません。
そうして初めて、「闇との対決」が始まっていくのです。
自分は、そうした1つの段階を乗り越え、新たな段階に入ったのかもしれません。

また、ここで出てくる怒りというのは、いわゆる「教導の怒り」というものであるかもしれません。
この「教導の怒り」というものも、自分にとっての大きな課題です。
「怒り」というものは、どこまで正当化されるのか。
こうしたことを、もっと深く見つめていかなければいけないと思います。(大)

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境界性パーソナリティ障害1…愛情飢餓の苦しみを抱えて

1.決して珍しくない症状



境界性パーソナリティ障害は、最近増えつつあるのですが、対人関係が難しいという特徴があるので、大変厄介です。リストカットを繰り返したり、自殺の企てを何度もしたり、摂食障害で拒食症や過食症に悩んだり、家庭内での親への暴力、援助交際などの性的逸脱などなど、こうした激しい行動の背景には、往々にして境界性パーソナリティ障害が潜んでいます。これに薬物への依存が加わることもあります。
そのために境界性パーソナリティ障害では、本人の苦しみが激しいだけでなく、家族やその周囲の人が振り回されてへとへとになっていくことが少なくありません。


特に境界性パーソナリティ障害への対応で難しいのは、通常の場合、その人を熱心に支えようとすればするほど、症状が悪化していくことです。親身に支えてくれる人に対して、どんどん要求をエスカレートさせたり、攻撃的で衝動的になったり、自殺の企てを繰り返すことも少なくありません。そのために親身になって支援しようとした人自身が傷つくことも多いのです。
アメリカではこの障害を持つ人は全人口の2パーセントもあり、さらに精神科外来患者の11%、入院患者では19%が境界性パーソナリティ障害の要素を持っていると言います。日本もそれに近づいてきているといわれています。



青年期に発症することが多いので、若い人の間では境界性パーソナリティ障害を持つ人は、大幅に割合が増えることになります。なかでも女性に多くみられ、80%をしめます。男性も20%を占めていて、性差がなくなっている現在では、男性が発症するケースも増える傾向があるようです。

2.見捨てられ不安と愛情飢餓

境界性パーソナリティ障害を持つ人は感情がとても不安定です。

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境界性パーソナリティ障害の人は、大変深刻な「見捨てられ不安」をもっているのです。そのために、ささいな…

境界性パーソナリティ障害7…特徴(4)怒りのブレーキが効かない

①感情がコントロールできない

境界性パーソナリティ障害の人も私たちも、もっている感情に違いはありません。ただ違うのは、私たちより「物事を強烈に感じ、より激しい形で反応し、自分自身の感情や行動をうまくコントロールできない」ということです。
境界性パーソナリティ障害の人の怒りは激しく、予測不可能で、筋道を立てて話をしても抑えることができません。大雨の後の鉄砲水や地震や、晴れた日の雷のようなものです。現れるのと同じように、消えるのも突然です。

もう聞いているしかないほど怒りの激流となるので、相手をする人は疲れ果てて行きます。仕方がないから感情をなだめるために、境界性パーソナリティ障害の人の言うままになってコントロールされている家族があります。これは非常に多くあるケースです。この場合、家族の心の中には、出すことのできない怒りが蓄積されていくので、家庭の中の空気が非常に冷たくとげとげしいものとなりがちです。もっとも、境界性パーソナリティ障害の人の中には、自分の怒りを全く表現することができないという正反対の問題を抱えている人もいます。怒りがないのではなく、「少しでも怒りを表したらコントロールを失ってしまうとか、わずかな怒りでもそれを向けた相手が仕返しをするのではないかという恐怖心を抱いている」からです。怒りのブレーキが壊れているという感覚では共通しています。

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境界性パーソナリティ障害2…主な特徴と種類

①極端な気分、感情のブレが特徴

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・冗談で言った言葉にすら、深く傷つき思いつめてふさぎ込む。
・何気ない動作が、愛情の希薄さだと責められて、唖然としてショックを受ける。
子どもやパートナーがこうした反応を繰り返すと、家族はしだいに腫れ物に触るように、顔色を常に窺いながら、機嫌を損ねるのを恐れながら暮らすようになっていきがちです。薄氷を踏むような危うさ――。家族は言いたいことを言えず、常に自分を抑えて暮らします。
こうして家族はその人に支配されているような状態に陥り、息苦しさを感じます。もちろん、ご本人にはそうした意図はありません。ご本人はどうしようもない感情・気分のブレに苦しんでいるのですが、結果的には周囲を支配しているのと変わらない状況が生まれがちです。

境界性パーソナリティ障害は、感情や気分、行動の変化があまりにも激しいという特徴があります。しかも変動の幅が大きすぎ、まったく正反対の方向へぶれたりします。
飛行機の操縦かんを動かし過ぎると、機体は激しく振動し、上下にもブレを繰り返すといいますが、同じことが心の操縦かんで起きているのです。
アメリカで作成された「DSM―Ⅳ 精神疾患の分類と診断の手引き」を見ると、境界性パーソナリティ障害の診断基準として次のような項目があります。

「顕著な気分反応性による感情不安定性」・・・(例)通常は2~3時間持続し、2~3日以上持続することはまれな、エピソード的に起こる強い深い気分、いらだたしさ、または不安。
「不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難」・・・(例)しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いの喧嘩を繰り返す。