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(投稿)両親との葛藤 ③・・・子育ての葛藤



(準カウンセラーの「大」さんは、子育てしながら、自分の父親との関係を振り返ります。子育ての悩みと葛藤を赤裸々に見つめて表現しています。問題解決の方法もさることながら、問題に向き合ってそこから逃げないことが、大切だと思います。)

 

息子と父親の関係

最近、長男は携帯電話をほしがります。買ってやるという約束なのですが、なかなか買うまでには至りません。最近はウォークマンで音楽と映画を楽しんでいます。

 自分の子供のころを振り返ってみると、中学校2年の時にヤマハのステレオを両親に買ってもらいました。たぶん20万ほどしたと思います。親にとってはとても大きな負担だったでしょう。銀行からお金を借りて購入したと記憶しています。

 今の自分が、子供にそこまでやるかと考えたら、到底やるはずがありません。でも、私の父親はそこまでしてくれました。もっと深く感謝すべきであるのですが、なかなかそういう気持ちがわいてきません。

父親は父親で、自分に感謝をもとめているかといえば、そうでもありません。「買ってやったんだから・・・」という恩着せがましい言葉も聞いたことはありません。

 今、自分の子供に対して、いろいろな恩着せがましい言葉をいうことがあります。しかし、子供たちは全く感謝するどころか、「親は何も考えてくれない・・。」とほざく始末。
 昔を思い返せば、自分もそうだったんだな、と感じます。ただ、物を買ってもらったり、さまざまな面倒を見てくれたということでは、親に心から感謝するようになるかといえば、そうではない。
 子供のころの自分がそうであったように、見落としている「何か」がある。そう感じます。


「何か」がわからない
 いくら子供のために心を尽くしても、「何も自分のことを分かっていない」というのも、その見落としている「何か」なのかもしれません。
 物ではない、金でもない、世話でもないもの、その「何か」とは。

子供は親の所有物ではない。1人の独立した存在である。1人の独立した存在として成長を促すために、親は必死に努力している。放っておいて一人でがんばるかといえば、ただ怠けるだけ。そんな長男を信じろといっても到底信じられるものではない。放っておけば、堕落するのは目に見えている。だから親としては必死になる。それが長男にとって負担になるなら、では親はどうすればよいのか。そのまま放っておいて堕落するのをただ傍観すればよいのか。それとも、子供にゴマをすって、何とかがんばるようにすればよいのか。


 世の中には、自分からコツコツと努力していくタイプの子供がいる。そんな子供を持つ親がうらやましい。なんで自分の子供はこんなにダメなのか。何か育て方が間違ったのか。神様はなんでこんな苦しみを私たちに与えたのだろうか。
 そんなことを毎日、妻と語り合っています。そして、お互いに気持ちが下向きに沈んでいきます。


 でも、こんなことから早く脱出しなければなりません。いろいろな理想論がありますが、頭で理解しているだけで、いくら聞いたとしてもこんなものは無駄なものです。自分たちの経験から、「何か」をつかんでいかなければいけないことだけは間違いないようです。(大)

<連絡先>
種村トランスパーソナル研究所
所長兼心理カウンセラー 種村修
電話090-8051-8198
メールアドレス:tanemura1956@gmail.com

 

コメント

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境界性パーソナリティ障害1…愛情飢餓の苦しみを抱えて

1.決して珍しくない症状



境界性パーソナリティ障害は、最近増えつつあるのですが、対人関係が難しいという特徴があるので、大変厄介です。リストカットを繰り返したり、自殺の企てを何度もしたり、摂食障害で拒食症や過食症に悩んだり、家庭内での親への暴力、援助交際などの性的逸脱などなど、こうした激しい行動の背景には、往々にして境界性パーソナリティ障害が潜んでいます。これに薬物への依存が加わることもあります。
そのために境界性パーソナリティ障害では、本人の苦しみが激しいだけでなく、家族やその周囲の人が振り回されてへとへとになっていくことが少なくありません。


特に境界性パーソナリティ障害への対応で難しいのは、通常の場合、その人を熱心に支えようとすればするほど、症状が悪化していくことです。親身に支えてくれる人に対して、どんどん要求をエスカレートさせたり、攻撃的で衝動的になったり、自殺の企てを繰り返すことも少なくありません。そのために親身になって支援しようとした人自身が傷つくことも多いのです。
アメリカではこの障害を持つ人は全人口の2パーセントもあり、さらに精神科外来患者の11%、入院患者では19%が境界性パーソナリティ障害の要素を持っていると言います。日本もそれに近づいてきているといわれています。



青年期に発症することが多いので、若い人の間では境界性パーソナリティ障害を持つ人は、大幅に割合が増えることになります。なかでも女性に多くみられ、80%をしめます。男性も20%を占めていて、性差がなくなっている現在では、男性が発症するケースも増える傾向があるようです。

2.見捨てられ不安と愛情飢餓

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境界性パーソナリティ障害7…特徴(4)怒りのブレーキが効かない

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通常このタイプの人は、怒りだけでなく、あらゆる感情が激しくて、それを抑えるブレーキが壊れているように感じています。それは彼らが痛みに対して、非常に過敏な心を持っているからです。ある専門家はこれを、全身の9割に重度の熱傷(やけど)を受けているような状態だといいます。「感情という皮膚がなく、わずかに触れたり、動いたりするだけでも、彼らは苦痛に悶えるのです」。ですから制御できなくて激しい反応が起きてしまうのです。
この敏感さは、境界性パーソナリティ障害の人が、潜在意識と同通しやすいこととも密接にかかわっています。鈍感な人であれば感じないので平気なことでも、潜在意識と同通して敏感な人にとっては、拷問なような苦しみを感じることがあるのです。心がむき出しになっていて、小さな刺激にも過敏に反応するのです。このタイプの人が、激しい猫舌であることも、しばしば見かけます。感覚も過敏であることが少なくないように思います。

②怒りの奥にある生き残り戦略…

境界性パーソナリティ障害2…主な特徴と種類

①極端な気分、感情のブレが特徴

境界性パーソナリティ障害を抱えた子どもやパートナーと一緒に生活すると、次のような経験をすることがあります。
・何のことはないごく些細な言葉で、さっきまで楽しくしていたのが、急に怒りだして手がつけられなくなる。
・少し言い過ぎた言葉、その一言でむきになり、家を飛び出してしまう。時には自殺企図へと走ったりする。
・一言注意されると、もう怒りが爆発して、手が付けられないほど暴れまる。
・冗談で言った言葉にすら、深く傷つき思いつめてふさぎ込む。
・何気ない動作が、愛情の希薄さだと責められて、唖然としてショックを受ける。
子どもやパートナーがこうした反応を繰り返すと、家族はしだいに腫れ物に触るように、顔色を常に窺いながら、機嫌を損ねるのを恐れながら暮らすようになっていきがちです。薄氷を踏むような危うさ――。家族は言いたいことを言えず、常に自分を抑えて暮らします。
こうして家族はその人に支配されているような状態に陥り、息苦しさを感じます。もちろん、ご本人にはそうした意図はありません。ご本人はどうしようもない感情・気分のブレに苦しんでいるのですが、結果的には周囲を支配しているのと変わらない状況が生まれがちです。

境界性パーソナリティ障害は、感情や気分、行動の変化があまりにも激しいという特徴があります。しかも変動の幅が大きすぎ、まったく正反対の方向へぶれたりします。
飛行機の操縦かんを動かし過ぎると、機体は激しく振動し、上下にもブレを繰り返すといいますが、同じことが心の操縦かんで起きているのです。
アメリカで作成された「DSM―Ⅳ 精神疾患の分類と診断の手引き」を見ると、境界性パーソナリティ障害の診断基準として次のような項目があります。

「顕著な気分反応性による感情不安定性」・・・(例)通常は2~3時間持続し、2~3日以上持続することはまれな、エピソード的に起こる強い深い気分、いらだたしさ、または不安。
「不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難」・・・(例)しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いの喧嘩を繰り返す。