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(投稿)反省行について



 反省行をすれば心の塵や垢が取れて、心が清らかになる。ただし、正しい「反省」を行えばの話であるが・・。
 反省をするときに、自分の犯した罪に対して、自分を責めてはいけない。その行為そのものを第三者の立場に立って冷静に分析しなければいけない。

 こうしたことに注意しながら、反省行を行っていたはずでした。しかしながら、そうではあっても、いつの間にか自分を責めていることに気付かないでいる自分を発見することがあります。その人特有の思考のパターンというのがあって、自分でも気付かないうちに、そのパターンにはまっていることも良くあります。それほど、第三者の立場に立つというのは難しいものがあります。

 この自分の心を客観的に見つめてみる作業というのは、やはり訓練が必要であると思います。私の場合は、仕事や日常生活の中で、何年にもわたり、この訓練を続けてきました。その結果、大きな心境のブレというのは少なくなってきたように感じます。自らを客観視する姿勢というのは、あらゆる場面で自分の心を守ってくれるものと確信するに到りました。

 たとえば、仕事の中で起こった不具合やトラブルなどが生じたとき、そこには処理能力レベルの問題の他にも、そこに至った原因やそのトラブルを通じて自分が行った行為や心の動きなど、自分の「反省して修正すべき部分」が現れてきます。それらのことを、まさしく「第三者の立場」で見つめることで、座禅を組みながら反省をする時と同じ、もしくはそれ以上の効果が現れてくるものと思います。特に、その場で自分の心の動きを見つめることができます。こうしたことを習慣化することで、常に自分の心を見つめるという習慣を確立することができます。
 これらのことは、多くの方が多かれ少なかれ行っていることと思いますが、さらに「修行」として意識的に行うことで、より深い自己洞察が可能になってくると思います。

 最近、「反省行」をしているときに、自分を全否定したくなるような心境に陥いりかけましたが、先ほど触れたような自己洞察が「習慣化」されていたおかげで、大きな心境のブレを最小限に抑えることができました。常に客観的に自己を見つめるということは、こうした反省行のみならず、日常生活の中でも、心を平静に保つ、もしくは心のブレを素早く抑える大きな役目を果たしうるものであると思います。

 「反省行」として、わざわざ時間を取って座禅しなくても、日常生活の中で常に意識して、自分の心の流れを観察するだけでも、りっぱな「修行」であると思います。

 先日テレビで、とても効果的なダイエットとして、日常意識的に、腹筋を使っておなかを出したり引っ込めたりするという方法を紹介していました。歩いているときや仕事をしているとき、日常生活の中で、朝起きてから寝るまで意識しておなかの運動を繰り返してやるというもので、最初は苦しいのですが、そのうち意識しなくても、この運動が習慣化されていき、苦しくなくなるとのことでした。これだと、特に食事制限もなく、効果的におなか周りの脂肪をとることができ、大きなダイエット効果が得られるというものでした。
 結局のところ、これと似たようなところがあるのかもしれません。気付いていたら、自分の心を冷静に客観視する自分がいた、ということになれば、とても素晴らしいことではないかと思います。(大)


<連絡先>
種村トランスパーソナル研究所
所長兼心理カウンセラー 種村修
電話090-8051-8198
メールアドレス:tanemura1956@gmail.com

コメント

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境界性パーソナリティ障害1…愛情飢餓の苦しみを抱えて

1.決して珍しくない症状



境界性パーソナリティ障害は、最近増えつつあるのですが、対人関係が難しいという特徴があるので、大変厄介です。リストカットを繰り返したり、自殺の企てを何度もしたり、摂食障害で拒食症や過食症に悩んだり、家庭内での親への暴力、援助交際などの性的逸脱などなど、こうした激しい行動の背景には、往々にして境界性パーソナリティ障害が潜んでいます。これに薬物への依存が加わることもあります。
そのために境界性パーソナリティ障害では、本人の苦しみが激しいだけでなく、家族やその周囲の人が振り回されてへとへとになっていくことが少なくありません。


特に境界性パーソナリティ障害への対応で難しいのは、通常の場合、その人を熱心に支えようとすればするほど、症状が悪化していくことです。親身に支えてくれる人に対して、どんどん要求をエスカレートさせたり、攻撃的で衝動的になったり、自殺の企てを繰り返すことも少なくありません。そのために親身になって支援しようとした人自身が傷つくことも多いのです。
アメリカではこの障害を持つ人は全人口の2パーセントもあり、さらに精神科外来患者の11%、入院患者では19%が境界性パーソナリティ障害の要素を持っていると言います。日本もそれに近づいてきているといわれています。



青年期に発症することが多いので、若い人の間では境界性パーソナリティ障害を持つ人は、大幅に割合が増えることになります。なかでも女性に多くみられ、80%をしめます。男性も20%を占めていて、性差がなくなっている現在では、男性が発症するケースも増える傾向があるようです。

2.見捨てられ不安と愛情飢餓

境界性パーソナリティ障害を持つ人は感情がとても不安定です。

たとえば、片時も離れたくないほどの恋人だったはずなのに、突然鬼のような怖い顔になり怒りまくる。たんなるお友達のはずなのに、夜中まで突き合せておきながら、翌日はがらっと態度が変わり激しく罵倒する、などなど・・・。

こうした極端に不安定な気持ちや言動の元にあるのは「相手に見捨てられるかもしれない」という不安です。しかも、その「不安」は、本人が思いこんでいるだけで、相手にしてみれば全く心当たりがない場合がほとんどです。そのため何を怒っているのか、見当がつきません。

境界性パーソナリティ障害の人は、大変深刻な「見捨てられ不安」をもっているのです。そのために、ささいな…

境界性パーソナリティ障害7…特徴(4)怒りのブレーキが効かない

①感情がコントロールできない

境界性パーソナリティ障害の人も私たちも、もっている感情に違いはありません。ただ違うのは、私たちより「物事を強烈に感じ、より激しい形で反応し、自分自身の感情や行動をうまくコントロールできない」ということです。
境界性パーソナリティ障害の人の怒りは激しく、予測不可能で、筋道を立てて話をしても抑えることができません。大雨の後の鉄砲水や地震や、晴れた日の雷のようなものです。現れるのと同じように、消えるのも突然です。

もう聞いているしかないほど怒りの激流となるので、相手をする人は疲れ果てて行きます。仕方がないから感情をなだめるために、境界性パーソナリティ障害の人の言うままになってコントロールされている家族があります。これは非常に多くあるケースです。この場合、家族の心の中には、出すことのできない怒りが蓄積されていくので、家庭の中の空気が非常に冷たくとげとげしいものとなりがちです。もっとも、境界性パーソナリティ障害の人の中には、自分の怒りを全く表現することができないという正反対の問題を抱えている人もいます。怒りがないのではなく、「少しでも怒りを表したらコントロールを失ってしまうとか、わずかな怒りでもそれを向けた相手が仕返しをするのではないかという恐怖心を抱いている」からです。怒りのブレーキが壊れているという感覚では共通しています。

通常このタイプの人は、怒りだけでなく、あらゆる感情が激しくて、それを抑えるブレーキが壊れているように感じています。それは彼らが痛みに対して、非常に過敏な心を持っているからです。ある専門家はこれを、全身の9割に重度の熱傷(やけど)を受けているような状態だといいます。「感情という皮膚がなく、わずかに触れたり、動いたりするだけでも、彼らは苦痛に悶えるのです」。ですから制御できなくて激しい反応が起きてしまうのです。
この敏感さは、境界性パーソナリティ障害の人が、潜在意識と同通しやすいこととも密接にかかわっています。鈍感な人であれば感じないので平気なことでも、潜在意識と同通して敏感な人にとっては、拷問なような苦しみを感じることがあるのです。心がむき出しになっていて、小さな刺激にも過敏に反応するのです。このタイプの人が、激しい猫舌であることも、しばしば見かけます。感覚も過敏であることが少なくないように思います。

②怒りの奥にある生き残り戦略…

境界性パーソナリティ障害2…主な特徴と種類

①極端な気分、感情のブレが特徴

境界性パーソナリティ障害を抱えた子どもやパートナーと一緒に生活すると、次のような経験をすることがあります。
・何のことはないごく些細な言葉で、さっきまで楽しくしていたのが、急に怒りだして手がつけられなくなる。
・少し言い過ぎた言葉、その一言でむきになり、家を飛び出してしまう。時には自殺企図へと走ったりする。
・一言注意されると、もう怒りが爆発して、手が付けられないほど暴れまる。
・冗談で言った言葉にすら、深く傷つき思いつめてふさぎ込む。
・何気ない動作が、愛情の希薄さだと責められて、唖然としてショックを受ける。
子どもやパートナーがこうした反応を繰り返すと、家族はしだいに腫れ物に触るように、顔色を常に窺いながら、機嫌を損ねるのを恐れながら暮らすようになっていきがちです。薄氷を踏むような危うさ――。家族は言いたいことを言えず、常に自分を抑えて暮らします。
こうして家族はその人に支配されているような状態に陥り、息苦しさを感じます。もちろん、ご本人にはそうした意図はありません。ご本人はどうしようもない感情・気分のブレに苦しんでいるのですが、結果的には周囲を支配しているのと変わらない状況が生まれがちです。

境界性パーソナリティ障害は、感情や気分、行動の変化があまりにも激しいという特徴があります。しかも変動の幅が大きすぎ、まったく正反対の方向へぶれたりします。
飛行機の操縦かんを動かし過ぎると、機体は激しく振動し、上下にもブレを繰り返すといいますが、同じことが心の操縦かんで起きているのです。
アメリカで作成された「DSM―Ⅳ 精神疾患の分類と診断の手引き」を見ると、境界性パーソナリティ障害の診断基準として次のような項目があります。

「顕著な気分反応性による感情不安定性」・・・(例)通常は2~3時間持続し、2~3日以上持続することはまれな、エピソード的に起こる強い深い気分、いらだたしさ、または不安。
「不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難」・・・(例)しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いの喧嘩を繰り返す。